Blog
手仕事の余韻
自然が生み出す色彩豊かな色合いや、透明度の違い。心踊る唯一無二のインクルージョン。厚みやカットなどのプロポーション。 それら厳選したルースの個性をデザイナーや職人がじっくりと眺め、ひとつひとつ見立てをし、セッティング方法や貴金属のテクスチャー、リングの腕幅や台座の厚みも0.1mm単位で調整し誂えてゆきます。 そんな知識や経験、時間を積み重ね、感覚や想いを込めて仕立て上げていくジュエリーたちを「ようこそ」という歓迎の気持ちでショーケースに並べる瞬間はスタッフとしてよろこび溢れる時間です。 まるで青空が夜空へと変化し始める頃、綿毛を纏った種子が風に乗りはらはらと宙を舞う、そんな一瞬の情景を閉じ込めたかのような、どこか儚く、奥ゆかしい魅力に溢れるゲーサイトインアメジスト。 またそれを受け留めるリングは一見シンプルでありながら、手元の所作に呼応してチラチラと穏やかに光を反射させる鱗のようなテクスチャーをあしらったゴールドとプラチナの3点。 本日、発売を迎えました。 淡く澄み切ったアメジストに閉じ込められた繊細な黄金色のゲーサイトの魅力と、その味わい深いテクスチャーに残る手仕事の余韻に触れていただけることを願っております。 " Goethite in amethyst ring " 本日12:00 - 西荻窪店 / オフィシャルサイトにて同時発売
手仕事の余韻
自然が生み出す色彩豊かな色合いや、透明度の違い。心踊る唯一無二のインクルージョン。厚みやカットなどのプロポーション。 それら厳選したルースの個性をデザイナーや職人がじっくりと眺め、ひとつひとつ見立てをし、セッティング方法や貴金属のテクスチャー、リングの腕幅や台座の厚みも0.1mm単位で調整し誂えてゆきます。 そんな知識や経験、時間を積み重ね、感覚や想いを込めて仕立て上げていくジュエリーたちを「ようこそ」という歓迎の気持ちでショーケースに並べる瞬間はスタッフとしてよろこび溢れる時間です。 まるで青空が夜空へと変化し始める頃、綿毛を纏った種子が風に乗りはらはらと宙を舞う、そんな一瞬の情景を閉じ込めたかのような、どこか儚く、奥ゆかしい魅力に溢れるゲーサイトインアメジスト。 またそれを受け留めるリングは一見シンプルでありながら、手元の所作に呼応してチラチラと穏やかに光を反射させる鱗のようなテクスチャーをあしらったゴールドとプラチナの3点。 本日、発売を迎えました。 淡く澄み切ったアメジストに閉じ込められた繊細な黄金色のゲーサイトの魅力と、その味わい深いテクスチャーに残る手仕事の余韻に触れていただけることを願っております。 " Goethite in amethyst ring " 本日12:00 - 西荻窪店 / オフィシャルサイトにて同時発売
ファッションのジュエリーのファッション
服であったり、髪型だったりお化粧だったり時計やジュエリーなど、ファッションと言われるものはそのこだわりや好みはその人を表すものです。 表面のテクスチャーは、そんなジュエリーが着る服のような品格を表すものと思い大事にしています。 貴金属は鏡のように完全に磨き切った美しさはありますが光沢はいかに曇りなく鏡面になっているか、しっかりひとつの答えがあり、隙がない仕上げです。ただどうしても使うごとに小さな傷はつくものです。 ファッションであれば、きっちり整ったよさもあれば少しラフなよさも、たまにはちょっと奇抜なのも楽しいものです。新品のピカピカも気持ちの良さもありますが時を刻んだアンティークな風合いも趣があっていい。そういう視点でRyuiでは光沢にする意味が感じられる場合以外は感じたい雰囲気を探りながらテクスチャーを選び仕上げています。 よく用いるマットの仕上げも、一言でマットと言っているものの、実際は道具や強弱を調整し、十数種類ものマットをデザインに合わせ使い分けています。 そして今回は色々実験を重ね、新たなテクスチャーに仕上げてみました。 緩やかなカーブに沿って様々な方向からほんの僅かに面を刻み、マットな風合いでありながら動きと連動してチラチラと穏やかに光を反射させます。 長く楽しむジュエリーは使いやすく、時の変化を受け入れ奇を衒うことなく、一見すっきりしていそうでただよく見たらしっかりとこだわりが感じられる。 ジュエリーにはいつもそんな服を着せたいと思っています。 日向 龍 " Goethite in amethyst ring " 2月23日(金) 12:00 -西荻窪店 / オフィシャルサイトにて同時発売
ファッションのジュエリーのファッション
服であったり、髪型だったりお化粧だったり時計やジュエリーなど、ファッションと言われるものはそのこだわりや好みはその人を表すものです。 表面のテクスチャーは、そんなジュエリーが着る服のような品格を表すものと思い大事にしています。 貴金属は鏡のように完全に磨き切った美しさはありますが光沢はいかに曇りなく鏡面になっているか、しっかりひとつの答えがあり、隙がない仕上げです。ただどうしても使うごとに小さな傷はつくものです。 ファッションであれば、きっちり整ったよさもあれば少しラフなよさも、たまにはちょっと奇抜なのも楽しいものです。新品のピカピカも気持ちの良さもありますが時を刻んだアンティークな風合いも趣があっていい。そういう視点でRyuiでは光沢にする意味が感じられる場合以外は感じたい雰囲気を探りながらテクスチャーを選び仕上げています。 よく用いるマットの仕上げも、一言でマットと言っているものの、実際は道具や強弱を調整し、十数種類ものマットをデザインに合わせ使い分けています。 そして今回は色々実験を重ね、新たなテクスチャーに仕上げてみました。 緩やかなカーブに沿って様々な方向からほんの僅かに面を刻み、マットな風合いでありながら動きと連動してチラチラと穏やかに光を反射させます。 長く楽しむジュエリーは使いやすく、時の変化を受け入れ奇を衒うことなく、一見すっきりしていそうでただよく見たらしっかりとこだわりが感じられる。 ジュエリーにはいつもそんな服を着せたいと思っています。 日向 龍 " Goethite in amethyst ring " 2月23日(金) 12:00 -西荻窪店 / オフィシャルサイトにて同時発売
ユニークなピース
日本では古来より ” 紫水晶 “ の名で大切に扱われてきた、アメシスト。2月の誕生石としても広く親しまれている宝石です。 アメシストと人との関わりは古く、紀元前3,000年頃の古代ギリシャまで遡り、中世ヨーロッパでは、なんと酔い止めのお守りとしても愛されていたのだそう。 そんなアメシストと言えば、神秘的で高貴な印象を持つ、濃い紫色の石を皆さんはイメージするのではないでしょうか。 今回デザイナーの平がセレクトした3ピースは、まるで水滴のような高い透明度を持ち、ほのかに紫に色づいた上品な色合いを基調としたアメシストで、さらにオレンジブラウンの大変繊細な「ゲーサイト」という針状の結晶を内包した、特別な存在感を放つユニークなピースです。 このゲーサイト( Goethite ) は、綴りにもあるようにその名は、かの文豪ゲーテ ( Goethe ) から由来しています。驚くことにゲーテは地質学にも造詣が深く、鉱物の研究にもとても熱心だったようで、その研究の中で集めた鉱石は、なんと2万点にも及んだとのこと。 そんな黄金色の繊細な美しさを放つゲーサイト。まるで青空が夜空へと変化し始める頃、羽根のついた種子が吹き抜けた風に乗りはらはらと宙を舞う、そんな一瞬の情景を淡く澄み切ったアメジストに閉じ込めたかのような、どこか儚く、奥ゆかしい魅力に溢れるルースたち。 これら大きさ、フォルム、表情とそれぞれの個性が光る3ピースのゲーサイトインアメシストを、リングに仕立てます。 どのような仕上がりになるのでしょう。私たちスタッフも、その完成を心待ちにしています。...
ユニークなピース
日本では古来より ” 紫水晶 “ の名で大切に扱われてきた、アメシスト。2月の誕生石としても広く親しまれている宝石です。 アメシストと人との関わりは古く、紀元前3,000年頃の古代ギリシャまで遡り、中世ヨーロッパでは、なんと酔い止めのお守りとしても愛されていたのだそう。 そんなアメシストと言えば、神秘的で高貴な印象を持つ、濃い紫色の石を皆さんはイメージするのではないでしょうか。 今回デザイナーの平がセレクトした3ピースは、まるで水滴のような高い透明度を持ち、ほのかに紫に色づいた上品な色合いを基調としたアメシストで、さらにオレンジブラウンの大変繊細な「ゲーサイト」という針状の結晶を内包した、特別な存在感を放つユニークなピースです。 このゲーサイト( Goethite ) は、綴りにもあるようにその名は、かの文豪ゲーテ ( Goethe ) から由来しています。驚くことにゲーテは地質学にも造詣が深く、鉱物の研究にもとても熱心だったようで、その研究の中で集めた鉱石は、なんと2万点にも及んだとのこと。 そんな黄金色の繊細な美しさを放つゲーサイト。まるで青空が夜空へと変化し始める頃、羽根のついた種子が吹き抜けた風に乗りはらはらと宙を舞う、そんな一瞬の情景を淡く澄み切ったアメジストに閉じ込めたかのような、どこか儚く、奥ゆかしい魅力に溢れるルースたち。 これら大きさ、フォルム、表情とそれぞれの個性が光る3ピースのゲーサイトインアメシストを、リングに仕立てます。 どのような仕上がりになるのでしょう。私たちスタッフも、その完成を心待ちにしています。...
幾重の時を刻む
2024年最初のマンスリーピース “プラチナルチルクォーツ” 。 前回の投稿で制作スタッフが “ 緻密な織物 “ と表現したようにその複雑な奥行きと、幾重にも重なるルチルの輝きは、思いがけず長い時間見入ってしまう神秘的な魅力に溢れています。 またプラチナルチルクォーツは、その白く輝くルチルがアンテナとなり、様々な情報を呼び込むと言われているそうです。 今回は白く輝くルチルを引き立てるため、リングアームはイエローゴールドで仕立てそのコントラストが美しく映えながらも、僅かに交わる赤みを帯びたコッパールチルとの繋がりが生まれ一体感がある仕上がりとなりました。 テクスチャーは温もりを感じる繊細なマット仕上げ。大切な作品を包み込む額縁のように、ルースを取り巻く石座が穏やかで落ち着いた印象を与えます。 長い時間をかけ、デザイナーが探し求めたルチルクォーツの中でも最も希少と言われるプラチナルチルクォーツで仕立てた2つのリング。 静かで長い時の重なりを感じるように、指元で、是非じっくりとお楽しみください。 アトリエスタッフ 柳ヶ瀬 Platinum rutilated quartz ring 1月26日(金)12:00- 西荻窪店/オフィシャルサイトにて同時発売
幾重の時を刻む
2024年最初のマンスリーピース “プラチナルチルクォーツ” 。 前回の投稿で制作スタッフが “ 緻密な織物 “ と表現したようにその複雑な奥行きと、幾重にも重なるルチルの輝きは、思いがけず長い時間見入ってしまう神秘的な魅力に溢れています。 またプラチナルチルクォーツは、その白く輝くルチルがアンテナとなり、様々な情報を呼び込むと言われているそうです。 今回は白く輝くルチルを引き立てるため、リングアームはイエローゴールドで仕立てそのコントラストが美しく映えながらも、僅かに交わる赤みを帯びたコッパールチルとの繋がりが生まれ一体感がある仕上がりとなりました。 テクスチャーは温もりを感じる繊細なマット仕上げ。大切な作品を包み込む額縁のように、ルースを取り巻く石座が穏やかで落ち着いた印象を与えます。 長い時間をかけ、デザイナーが探し求めたルチルクォーツの中でも最も希少と言われるプラチナルチルクォーツで仕立てた2つのリング。 静かで長い時の重なりを感じるように、指元で、是非じっくりとお楽しみください。 アトリエスタッフ 柳ヶ瀬 Platinum rutilated quartz ring 1月26日(金)12:00- 西荻窪店/オフィシャルサイトにて同時発売