ファッションのジュエリーのファッション

ファッションのジュエリーのファッション

服であったり、髪型だったりお化粧だったり時計やジュエリーなど、ファッションと言われるものはそのこだわりや好みはその人を表すものです。

表面のテクスチャーは、そんなジュエリーが着る服のような品格を表すものと思い大事にしています。

貴金属は鏡のように完全に磨き切った美しさはありますが光沢はいかに曇りなく鏡面になっているか、しっかりひとつの答えがあり、隙がない仕上げです。
ただどうしても使うごとに小さな傷はつくものです。

ファッションであれば、きっちり整ったよさもあれば少しラフなよさも、たまにはちょっと奇抜なのも楽しいものです。
新品のピカピカも気持ちの良さもありますが時を刻んだアンティークな風合いも趣があっていい。
そういう視点でRyuiでは光沢にする意味が感じられる場合以外は感じたい雰囲気を探りながらテクスチャーを選び仕上げています。

 

よく用いるマットの仕上げも、一言でマットと言っているものの、実際は道具や強弱を調整し、十数種類ものマットをデザインに合わせ使い分けています。

 

そして今回は色々実験を重ね、新たなテクスチャーに仕上げてみました。

 

緩やかなカーブに沿って様々な方向からほんの僅かに面を刻み、マットな風合いでありながら動きと連動してチラチラと穏やかに光を反射させます。

 

長く楽しむジュエリーは使いやすく、時の変化を受け入れ奇を衒うことなく、一見すっきりしていそうでただよく見たらしっかりとこだわりが感じられる。

 

ジュエリーにはいつもそんな服を着せたいと思っています。

 

日向 龍

 

" Goethite in amethyst ring

2月23日(金) 12:00 -
西荻窪店 / オフィシャルサイトにて同時発売

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