ご婚約指輪、ご結婚指輪、そしてアニバーサリージュエリーと、
大切な記念の節目にジュエリーをオーダーくださっているS様。
今回お母様から受け継いだプラチナのネックレスをリメイク。
これからの人生を、大切な想いと共に歩んでゆく存在へ生まれ変わりました。
リメイクする前のジュエリーについて
S様:リメイクを依頼したネックレスは、母から20歳の記念に譲り受けたものです。
母が自分で買ったダイヤの指輪を、宝石屋さんでネックレスにリメイクして、
私にくれたものだったんですよ。
デザイナー平:なるほど、このダイヤモンドは今回で二度目のリメイクなのですね。
ちなみに、譲り受けた後はどのくらいの頻度で着けていらっしゃったのですか?
S様:20代の時は仕事の日に着けてましたが、
30代に入ってからは服装の好みが変わってきたのもあって、ほとんど着けてなかったですね。
子どもができて、ネックレスが引きちぎられる心配もありましたし。
メインでよく使うジュエリーが2・3本あって、
その横にこの母からのネックレスも置いていたけど、
デザインが好みじゃないので手に取らなくなっていました。
リメイクしようと思ったきっかけ
S様:母が他界したことがきっかけで、今回のリメイクをお願いしました。
あとは、自分が年を重ねてきたということもありますね。
思い描いていた将来のことをまだ先、まだ先と思ってたけど、
40代を前にして今から実現していかないとな、と思って。
その時に、真っ先に母からもらったネックレスのことを考えました。
平:Ryuiに依頼してくださった理由などはあるのでしょうか?
S様:いろいろ選択肢はあったけど、母が大事にしていたものなので、
作り手の顔が見えない無機質な感じのところには、
あまりお願いしたくないという思いがありました。
Ryuiで作っているものは手仕事の技がさりげなく光ってるところが好きですし、
職人さんが物を丁寧に、真摯に扱っていることにも共感していたので、
安心して任せられると思いました。
平:デザインも含め、良いものになると思ってまたご依頼くださったのですね。
S様:あと、以前結婚指輪をRyuiで作ってもらった時に、
年を重ねた時のことを考慮してアドバイスしてくださったのが印象的だったんです。
永く使うということを前提にデザインされているのを感じました。
平:ありがとうございます。
そうですね、結婚指輪を検討されるお客様には、
何十年も着けるものであるということをお客様に意識して頂くことも大切に考え、
お伝えするようにしています。
そういう視点はジュエリーならではだと思いますね。
・完成したジュエリーを見て
S様:イメージに本当にぴったりで素敵です!
フォーマルなシーンでも、カジュアルダウンなスタイルでも似合いそう。
子どもたちから見た時にも、"ママといえばこのネックレス"みたいに、
自分のトレードマークのような存在にしていけたら良いなと思いました。
ばあばにもらったダイヤモンドなんだよ、と子どもにも伝えてゆきたいです。
・完成したジュエリーはどんな時に着けますか?
S様:仕事でも日々の暮らしでも、たくさん身に着けていきたいです。
母が全然身につけてなかったのがもったいなかったから、
大事なものはしまい込むのではなくて、惜しみなく使っていきたいと思っているんです。
平:とても素敵ですね。ありがとうございます。
ぜひたくさん使っていただけると嬉しいです。